安倍総理の呼びかけによって、殆どの学校で2週間〜1ヶ月、休校になりました。
突然の長い春休みに、子どもたちは喜んでいるように思われるかもしれませんが、そうでもないのです。
数日間のインフルエンザによる学級閉鎖でも多くの子どもは「ひま(>_<)。早く学校に行きたい」と嘆くものです。
子どもも保護者も不安に感じる臨時休業の過ごし方について、有意義に過ごせるよう、少しでもお役に立ちたいと思い記事にしました。
目次
いつもと生活リズムを変えない
臨時休業中、大人は仕事に行って、子どもだけで家で過ごす家庭もあると思います。仕事が休めたとしても、普段学校に行っている時間にどう過ごしたらいいか・・・と悩んでいる家庭も多いと思います。
大切なのは、「今までの生活リズムを変えない」ことです。今までと同じ時間に起床し、朝食を食べ、学校に行っている時間に学習し、給食の時間に昼食を食べ、という学校に行っていた時のリズムを変えないことが大切です。
多くの学校でたくさんの宿題が出されていることでしょう。それを学校の時程で取り組むのです。
夏休みや冬休みでしたら、世の中が長期休業に合わせ準備をしていますが、今回は逆に自粛の方向です。
1ヶ月後には普通の生活に戻る、年度末で本来なら学習のまとめに入っている時期だということを考えると、なるべく学校での生活リズムと同じように家庭でも過ごすようにしたいものです。
学習のまとめをしっかり
学校での学習は、3月は各教科最後の単元を学習した後、1年間の学習のまとめをします。1年間の学習を振り返り、定着していなところを反復学習し、次の学年への準備を進めます。
その学習が学校ではできなくなってしまった訳です。子どもは(特に小学生は)自分では「ここはできている、ここはできていない」と客観的に感じることが難しいのです。
教科書を最初から読む、終わったドリルの間違った問題をまた解いてみるなど、この1ヶ月は1年間の復習をたくさんするチャンスにすることもできます。
読書がたくさんできる
多くの宿題もきっと1週間も経てば終わってしまうことでしょう。
長期の休校は、多くの本に触れる読書のチャンスだとも言えます。
図書館は閉鎖されているところが多いのですが、貸し出しまで中止されている訳ではありません。
ずっと家にいると気持ちが滅入ってしまいます。気分転換に図書館に本を借りに行くのもいいでしょう。そして多くの本に触れる機会になるといいと思います。
親子で同じ本を読んで、互いに感想を伝え合うのもいいでしょう。
身体を動かす時間も大切
感染症予防のための休校なので、人の多い所に遊びに行くのは休校の趣旨に反します。しかし、ずっと家にいたら気持ちが滅入ってしまいます。
大切なのは、[人と濃厚接触しないこと」です。たまには公園等に行き、思いっきり身体を動かすことも必要です公園の方が人の多い場所や屋内より、感染リスクは低いです。外から帰ったときはうがい手洗いを忘れずに。
家庭での役割を作ろう
大人が仕事が休めない場合も、父母交互に仕事が休める場合も、学童等に通う場合も、大人より子どもの方が家にいる時間が長くなることも考えられます。
だとしたら、子どもにも家事をしてもらいましょう。
掃除、洗濯、炊事、洗濯など、大人が仕事をしながら家事をしていることを理解するチャンスです。
1つでもいいので、子どもに家事分担をさせてください。「家族の一員」だという自覚を、親への感謝の気持ちをもてるようになるチャンスです。
子どもが分担した家事をしたときには「ありがとう」「嬉しいむ「助かる」と言って感謝の気持ちを伝えてください。
また、自分の役割を忘れてしまったり、後回しにしてしまうこともあるかも知れません。そのようにときは怒るのではなく、家事をしなかったことに対して冷静に「困る」態度を見せること、代わりに大人がしてしまうのではなく、約束した仕事はやらせて、遅くなってもやったことについては感謝の気持ちを伝えることが大切です。
WEBで多くの学びができます
夏休みなら子ども向けのイベントが多くの場所で開催されているのですが、濃厚接触を避け感染を予防するための休業、外出自粛、イベント中止の措置なので、外での学びができません。
しかし、多くのサイトが、ふだんなら有料のコンテンツを無料で公開し、子どもの家庭学習に生かそうとしています。
そのようにサイトを利用し、家での時間を有意義に過ごしてほしいです。
freeduでも、これらの情報をまとめてサイトにアップしています。
社会に目を向けるチャンス
子どもたちは突然の臨時休校に驚いたことと思います。しかし社会の動きが自分たちの生活に直接結びつく経験は今まであまりなかったと思います。
このような機会だからこそ、「なぜ休校が必要だったのか」「今社会はどのような状況なのか」「これからどうしたらいいのか」なと、ニュースや新聞記事をもとに親子で考えるよい機会になります。
親子で一緒に遊ぼう!!
今回の臨時休校のため、家にいる時間が増えた大人もいると思います。親子でいる時間が増え、しかも外に行けないのなら、家で親子で遊ぶ時間を増やすチャンスにもなります。
映画を見て感想を伝え合う、トランプ・カルタ・ボードゲームなどをするなど、親子のコミュニケーションを増やすチャンスになります。
休校中、ゲームやyoutubeばかり・・・とならないようにしたいものです。
今回の臨時休業が本当に新型コロナウイルス感染予防になるのか、様々な意見があります。
しかし、子どもが長期間家にいることになってしまったからには、そのことを「いいチャンス」とプラスにとらえる必要があります。
- 家にいるからこそ、学習が進む
- 家にいるからこそ、家事をやってくれる
- 家にいるからこそ、親子がより仲良くなる
今回の臨時休校が、そのようなチャンスになるよう、気持ちを切り替えていきたいものです。