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2020年の教育を振り返る。そして2021年は・・

「2020年の教育は?」と聞かれて答えることは人それぞれだと思いますが、
こと学校教育に関しては

・新学習指導要領完全実施
・コロナ禍の「学校の新しい生活様式」
・GIGAスクール構想の前倒し

が3大ニュースだったのではないでしょうか。

2020年は「新学習指導要領が小学校で完全実施の年」としてスタートするはずでした。

新学習指導要領で謳われている「主体的・対話的で深い学び」「共働的な学び」「アクティブラーニング」は以前からも行われていましたが、一部の先生、学校に留まっていたこの学習を、文部科学省が旗を振り、全国的に実施することから今年度はスタートすることが期待されていました。

しかし、新型コロナウイルスの流行による「一斉休校」からスタートした学校教育は、6月の授業再開後も「密を避ける」ことが必然となります。

「主体的・対話的で深い学び」をする上で推奨されていた、グループワークや共働的な学びはしにくくなり、否定的に語られていた机を前に向け、一斉授業をするという従来型の授業を余儀なくされました。

また、日本の学校におけるICTの遅れが露呈された年でもありました。

緊急事態宣言後にオンライン授業に移行できた公立学校はほとんどなく、多くの学校で紙に印刷した課題を宿題にするという、とてもアナログな方法をとったのです。

そのため、GIGAスクール構想における「1人1台端末」「高速ネットワークの整備」が、今年度中に配備に前倒しになりました。

2020年は新型コロナウイルス対応に追われ、期待していた教育活動ができなくなった年と言えます。

しかし、2021年は、「災い転じて福となす」年になるのではないでしょうか。

新型コロナウイルス対応のため、消毒や健康観察など、仕事が増えたことは確かです。しかし、「運動会の縮小」「懇談会の中止」など、行事の廃止や廃止は、これからの働き方改革につながるはずです。

そして、「GIGAスクール構想」による、1人1台端末の普及と高速ネットワークの整備は、これまでは困難だった学習の個別最適化と協働化の両立を図る機会となるでしょう。

そのためにも

ことを意識することが教師一人一人にとって大切になるでしょう。

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