このコラムは、先生と教育のイマ『「子どもにゲームをやらせるのは良くない」に疑問』を基に執筆しました。
ゲームに限らず、マンガ、テレビでも「子どもが好むものを大人が制限する」ということはよくあります。
ひろゆきさんは、2019年12月19日 日刊SPA!「子どもにゲームをやらせるのは良くない」に疑問 で次のように述べています。
さて、子育てや教育において世の中では「子供にゲームをやらせるのは良くない」という話が昔からあります。他のことをしなくなるので、テレビゲーム機を買い与えないという話もよく聞きます。
2019年12月19日日刊SPA!「ゲームをやらせると他のことをやらない」は実は大間違い より
でも、それが正しいのかというと疑問な部分もあるような気がするのですね。
新しいメディアというのは、たいてい批判されるものです。
今でこそ大人がアニメを見るのは当たり前になりましたが、かつては「中学生になってもマンガ映画を見るなんて」と親に言われたものです。
その前は「大学生になってもマンガを読むなんて」と嘆かれたものです。「右手にジャーナル、左手にマガジン」という言葉もありましたね。
その前は「テレビばかり見ているとバカになる」と言われたものです。
「一億総白痴化」という言葉もありました。
一億総白痴化(いちおくそうはくちか)とは社会評論家の大宅壮一が生み出した流行語である。「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させてしまう」という意味合いの言葉である。
wikipedia「一億総白痴化」より
ショーペンハウエルは、著書「読書について」の中で、次のように述べています。
本を読むとは、自分の頭ではなく、他人の頭で考えることだ。たえず本を読んでいると、他人の考えがどんどん流れ込んでくる
たくさん読んでいると、何も考えずに暇つぶしができて骨休みになるが、自分の頭で考える能力がしだいに失われていく
ショーペンハウエル著「読書について」 1851年
また、明治初期には、次のようにも言われていました。
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