学校のプールに1年中水が張っている驚きの理由とは!?




なぜか1年中水を張っている学校のプール

学校のプールを使うのは6月末〜9月上旬の2ヶ月半ですが、それ以外の時期もずっと水が張っています。みなさんも6月にプールでやご取りをしたり、プールの掃除をしたりした方も多いのではないでしょうか。そのとき「水が汚くて嫌だなぁ。なんで水をずっと入れているんだろう。」と思いませんでしたか?

以前は高学年の子どもがプール掃除をしていましたが、安全面や衛生面の観点から、子どもにはやらせず、職員だけの作業になりました。最近は「働き方改革」の一環として、プール掃除の業者委託も増えています。

シーズンオフはコケが生えて緑色の汚い水になっていますし、プールにボールが入ってしまったりすると取るのも大変です。シーズンオフは水を抜いてしまった方が、掃除も楽だし綺麗だと思いますよね。
でも、学校のプールは1年中水を張っていないといけない大切に理由があるのです。

驚きの理由とは!?

学校のプールに1年中水を張らないといけない理由は、学校の都合ではなく、消防法で定められています。

学校のプールは、防火水槽としての役割もあるのです

つまり、火事の時の消火に使われるので、1年中一定の水位を保っていないといけないのです。
ですから、1年に2度ほど清掃のために水を抜くときは、学校の最寄りの消防署(消防出張所)に、水を抜くことを連絡します。逆に掃除が終わり満水になったときは、その旨を消防署(消防出張所)に連絡するのです。

学校の施設ば、学校のためだけにあるわけではない

学校は選挙の際には投票所になります。また、災害が起きたときには避難拠点になるので、防災備蓄庫には救援物資が常備されています。
このように学校の施設には「教育」の場所としての機能の他に、地域の防災や安全を保ち守るという大きな役割もあるのです。




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