2019年12月19日 デイリー新潮より
「ほめるのはよくない」このような意見が根強くありますが、反対にまだ日本は「褒め足りない」のではないでしょうか。「ほめる」というより、「認める」ことが大切です。相手に対するリスペクトです。
親だから、先生だから、無条件に従うのではなく、大人は子どもが従うのが当たり前だと思うのではなく、どのような地位や立場の人でも相手に対してリスペクトして、その気持ちを言葉にして伝えることが大切です。
大阪大学大学院の元助教授で、MP人間科学研究所代表の榎本博明氏は、この記事の中で
「昨今、教師も体罰やハラスメントに敏感で、学校できつく叱ることが難しくなりました。だから、学生からは“学校に遅刻しても怒られなかったけど、バイトで遅刻したら怒られたからキレて辞めた”なんて話も耳にします。先生が厳しく指導できない以上、子供を躾けて社会性を身につけさせられるのは親しかいない。それなのに、法で体罰を禁止したら、親が萎縮して、子供に厳しく対峙できなくなります。我慢できず、思い通りにならないとキレて暴れる、あるいはひどく落ち込む子供が、ますます増えてしまうと思います」
2019年12月19日デイリー新潮「暴れる小学生」「叱責に耐えられない若手社員」急増の裏に「ほめる子育て」より
と述べていますが、この指摘は「子どもは大人に無条件に従うもの」という前提に立っています。小さい頃から「同意」「納得」「話合い」の子育てをしていれば、最初から怒る必要がないのです。厳しく対峙する必要がないような子育て、教育をすべきなのです。
そのような行動を続けることが、相手のことに大切にしたり、先を見通して行動したりすることにつながるのです。
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