文部科学省は2020年9月28日、中央教育審議会の分科会を開き、新型コロナウイルス収束後の学校教育について「対面と遠隔指導を併用し、児童生徒それぞれにあった学びを実現する」などとする方向性を示しました。
それと共に、同省は感染症対策をとりながら対面指導を続けられるよう、1クラスあたりの人数を少なくする「少人数学級」を試行する関連費を2021年度概算要求に計上する方針です。
また、紙の教科書をデジタル化した「デジタル教科書」についても、小学校高学年と中学生に先行して導入を促します。
文科省は授業を受けることで進級や卒業が認められる「履修主義」にこだわらず、オンラインなどでの遠隔指導でも学習内容が身についたかどうかで判断する「修得主義」を組み合わせた指導計画を認める制度設計を進めると日本経済新聞では報じています。