文部科学省は7月13日、GIGAスクール構想で配備された1人1台端末について、夏季休業期間中の積極的な活用を求める通知を出しました。
2021年7月13日 文部科学省「GIGA スクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的な利活用等に向けた 夏季休業期間中における取組について」
この通知では、夏季休業期間中にGIGA端末の活用を集中的に取り組むことで、2学期以降の準備を進めるよう求めています。
そして、1人1台端末の利用に当たり、準備を進めるべきこととして、
- 保護者等との間で事前に確認・共有しておくことが望ましい主なポイント
- 安全面や健康面についての配慮事項
- GIGA スクール構想 本格運用時チェックリスト
を掲載しています。
夏季休業中に推奨している取組
- 教職員研修
- 児童生徒の端末の持ち帰り
- オンライン登校・緊急時の自宅等でのオンライン学習を想定した試行
チェックリストのうち、早急に取り組むべきこと
- 1人1アカウントをパスワードとともに児童生徒に発行・配布する
- 校内外の通信に関する事前評価を早期に実施。十分な帯域を確保する
夏季休業に間に合うのか?
多くの学校で7月21日から夏季休業が始まります。夏季休業まで1週間(実質5日)で間に合うのでしょうか?
すでに端末の持ち帰りを実施している自治体は大丈夫でしょうが、まだ認めていない自治体もあります。
日本最大の基礎自治体かつ最大の学校数の横浜市は、未だに端末の持ち帰りを認めていません。
(家庭のネットワークに繋がらない設定になっています)
この通達が出た後の横浜市の動きを注目していたのですが、7月16日現在、学校に対しての通知は何もありません。
夏季休業までに何らかの通知を出すのか、このままスルーするのか、横浜市の対応が注目されています。
参考:2021年7月14日 家庭教育新聞「文科省、GIGA端末の夏休み活用推進を通知」
最近のコメント