文部科学省は、大学や短大の教育課程で学生が小中高校の教員免許を取得する際、ICTを活用した教育に関する科目の履修を義務付けることを決めました。
今までも各学校でICTに関わった授業はありましたが、学校によって内容に差があり、現行の学習指導要領で謳われている
- 情報活用能力の育成
- ICT活用
- ブログラミング教育
を総論的、体型的に学ぶものにはなっていませんでした。
また、今年度から小中学校では「GIGAスクール構想」で児童生徒に1人1台の端末配布が進んでいます。
教員のICTを活用した指導力の向上が急務となっています。
文科省によると、教職課程の中に新たな必修科目として
「情報通信技術を活用した教育の理論と方法」を設け、1単位以上の取得を求めます。
具体的には
- 端末を効果的に使った各教科の指導
- デジタル教材の作成▽遠隔教育の実施方法
などの内容になります。
また、児童生徒の情報活用能力や、情報を扱う際のモラルを育てるための指導法なども学ぶことになる予定です。
7月にも関係省令の改正を目指し、来年4月に入学する学生から、適用する方針です。
参考:2021年6月30日読売新聞「文科省、教職課程でICT教育科目の履修を義務付けへ」
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