参観日や研究大会のときは、
いつもの授業と違いましたか?
違う人が多いです。その時だけスーツを着たり、掲示物や黒板に貼る物が充実していたり・・といった具合です。若い頃は私もそうでした。
普段は人に見られず授業をすることが多いので、大勢の人に見られることに慣れていない先生も多いので、その時だけいい格好したがる心理が働いてしまうものです。中には研究授業のためにリハーサルをする人もいました。今でも他のクラスを借りて事前授業する学校は多いです。
私の場合、ベテランになってからは研究授業も授業参観も「いつも通りの子どもの姿を見せる」ことをモットーにしたので、研究授業でもスーツではなく、ラフな服装でした。その代わり指導案は「どうしてそのような指導をしたのか、本時にいたるまでの子どもの思考の変化はどうだったのか」を明確にするため、かなり緻密に作成していましたし、授業参観のときは、机間巡視しながら指導意図を保護者に解説していました。
普段通りの授業をすると共に、なぜ今のような授業をしているのかという根拠を示すことが必要なのだと思います。