学校で「教諭」として働くには、教員免許が必ず必要です。
学校では、教員免許が必要ではない仕事もあります。
事務職員、技術員(用務員)、司書、給食調理員、職員室業務アシスタント、理科支援員、ICTサポーターなどです。
しかし、授業を行うには必ず「教員免許」が必要になります。
学校で働く上で教員免許を取得するメリットは
時給が高い
ということがあります。
学校の場合、教員免許が必要のない仕事の場合、時給1000円程度なのに対し、
教員免許が必要に仕事の場合、時給2000円〜3000円程度と、一般の仕事より約2〜3倍ほど高いです。
一般的に教員免許を取得するには
「教員養成系の大学に行く」「一般の大学の教職課程を取る」ということが必要です。
中学、高校の免許は教員養成系の大学でなくても、そのための単位を履修すれば取得することができますが、小学校の免許を取得いするには、教職課程の大学に行く必要があります。
では、大学の時に教員免許を取得しなければ、免許は取得できないのでしょうか。
そんなことはありません。
ここでは、これから教育免許を取得する方法についてお知らせしていきます。
①大学の通信課程で単位を取得する
大学で取得した単位を元にして、教職課程のある大学の通信課程に通えば、教員免許を取得することが可能です。
通信課程なので、働きながら取得することが可能です。
玉川大学教育学部の通信制が昔から有名ですが、最近は他にも通信制の教職課程をもつ大学が増えています。
参考 文部科学省平成31年4月1日現在の教員免許状を取得できる大学
②専門学校に行く
数少ないのですが、教員免許が取得できる、2年制の専門学校もあります。
専門学校なので、高校卒業以上、またはそれと認められる学力(高認)で入学可能です。
取得できる免許は2級免許ですが、実際働く上で2級で不利益になることはほとんどありません。
③一発試験(教員資格認定試験)で取得する
「何年も通信教育するのは大変」「専門学校に2年間も通えない」という方もいるかも知れません。
そのような方に、自動車免許を取得するときの試験場での一発試験のような制度があります。
「教員資格認定試験」です。
年に1度試験があるのですが(3次試験まであり)、
この試験に合格すれば、大学や専門学校に通わなくても2種免許を取得することができます。
この試験も、高校卒業またはそれにと認められる学力で受験することができます。合格率は15%くらいです。
2019年度の競争率は3・1倍で前年度の7・5倍から大きく下がりました。
これまでの5年間の推移を見ると、応募者数、受験者数共に減少を続けましたが、合格者数は連動しておらず、競争率は6~7倍ほどを保ってきました。
また、2020年度から試験内容が見直され、2次試験までになりました。
参考:教員認定資格試験Website
詳しいことは、「大学に行かなくても先生になれる。教員資格認定試験とは?」をお読みください。
一般的に、大学進学時に教員免許を取得しなければ、免許を取得できないと思いがちですが、上記のような様々な方法があります。
教員免許をもっていると、職業の幅も、人生の幅も広がります。
この記事を見て興味をもった方、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
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