筆者は小学校1年生から中学生になるまで絵画を習っていたので、
絵画教室の先生に「画用紙には面裏がある」と仕込まれていました。
教師になって驚いたことの一つに
「先生でも画用紙に表裏があることを知らない人がいる」ということです。
どちらでも良いように思われるかもしれませんが、
知らないとけっこう大変なことになってしまいます。
どちらが表?
一般的な紙は(コピー用紙、ケント紙など)は、ツルツルしている方が表なのですが、
画用紙は逆です。
ザラザラしている方が表なのです!!
表裏を間違えるとどのようなことが起こるか
クレヨンで描いてるときは表裏を間違えても大したことはないのですが、水彩の時は間違えると大変です。
水彩を描くときに、画用紙が毛羽立ってボロボロになってしまったことはありませんか?
それは、裏に書いてしまったからなのです。
画用紙の表裏の見分け方
見てみる・触ってみる
先ほど「ザラザラしている方が表」と書きましたが、見ただけではわからないことがあリます。
そのようになときは触ってみてください。
また、裏面はツルツルしているだけでなく、横に繊維の方向があるので、それで分かると思います。
端を触る
画用紙の端を触ったとき、上に上がっている方が表、下に下がっている方が裏です。
消しゴムをかける
それでもわからないときは、消しゴムをかけてみましょう。
紙がささくれたら裏です。
このことからも、裏面を利用してしまって、
- 鉛筆で下書きをする
- 消しゴムをかける
- 絵の具を塗る
とした場合、紙がボロボロになってしまうことが分かります。
向きをそろって配ってあげよう
本来は自分で表裏を判断できるようになってもらいたいですが、低学年の場合は、教師が向きをそろえて配ってあげた方がいいでしょう。例えば、
- 最初、全員裏面を上にして配る
- 名前を記入する
- 裏返して、表面を上にする
等の配慮があるとよいでしょう。
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