iPad 一人一台 楽しんでます!
プレイグラムタイピング
朝、教室に向かっていくと「カチカチカチカチ」音が聞こえてきます。子どもたちがタイピング練習をしている音です。教室に入ると、子どもたちがiPadを使って入力していました。「あー!ランクBだった!」「間違えた!今、どの部分をやっている?」と友達と話しながら楽しんでタイピングしています。学校に来たら、10分間練習するようにしています。これを半年間続けて、正しいタイピングが身につくようにしています。タイピングが上達しない理由は、2つ考えられます。ローマ字が分からない。正しい指の位置が分からない。これらの課題を改善するためにプレイグラムタイピングは、開発されたので、非常に使いやすいです。
ロイロノート
家庭科では、裁縫の学習をしています。玉止め、なみぬい、本返しぬい、玉結びなど、子どもによっては難しい方法がいくつかあります。今回の家庭科では、先生がiPadで手本動画を撮影したので、それをロイロノートで子どもたちに共有しました。子どもたちは、必要な動画を自分のロイロノートに共有します。分からない縫い方は、何度も動画で見ることができるので正しい縫い方が効率的に身に付けられます。ロイロノートは、このように情報を共有するのに非常に便利です。
休み時間には、集会プロジェクトの子たちが、ロイロノートで遊びたい内容のアンケートを作成して友達に配信しました。友達がアンケートに答えると、即座に結果が出てきます。今までは、紙に書いて印刷して配付し、回収して集計していたので、大きな違いです。情報を集めたり、共有したり、発信したりするのにデジタルは効果的です。
今後は、ロイロノートを理科で活用しようと考えています。ロイロノートは、情報共有だけでなく、考えをまとめるのにも効果的です。次の単元は、「気象」なので、空を観察してわかったことや本やインターネットで調べて分かったことをロイロノートにためていき、プレゼン資料を作成しようと考えています。iPadを見せながら自分の作ったプレゼンを発表することもできるし、一瞬でクラス全員に共有することもできます。自分の意見を表現するのにも効果的です。
キュビナ(Qubena)
5教科対応のAI型ドリル教材のキュビナを利用しています。デジタルドリルなので、問題を解くと即座に正答判断をしてくれます。紙ドリルでは、丸付けをするまで正答が分からないので、間違ったやり方を覚えたまま、最後の問題まで取り組み、ほとんど間違ってしまったということも起きます。
AI型のデジタルドリルは、子どもたちの解答状況を分析して、もっとも効率よく知識理解を身に付けられるように問題を出題します。間違えてしまった場合は、どうして間違えたのか分析し、前の学年に戻して復習をしたり、繰り返し似たような問題を出題したりします。また、問題が分からないときは、ヒントや解説を見ることもできるので一人で集中して学んでいくことができます。
私が持っている端末では、子どもたちの学習状況がリアルタイムに送られてくるので、困っていそうな子や悩んでいる子に「大丈夫?」と即座に声をかけることができます。算数でよく使っています。iPadの画面を見せながら、学び合っている様子も見られます。分からなくて、固まってしまう、嫌になってしまう子が減ってきたように思います。
iMovie・Clips
休み時間に一番使われている動画編集アプリです。クラスでは映画プロジェクトがつくられました。簡単におもしろい動画が作成できるので、いろいろと試行錯誤して動画を作っています。お化け屋敷プロジェクトの子たちは、お化け屋敷のPVづくりをしていました。人を傷つけない、「撮らないで」と言ったら撮らないというマナーを守って楽しんでつかっています。GarageBandで作成した音楽を動画に入れようとしている子もいるので、使い方が広がるなあと感心しています。
※この記事は、小学校教諭「イマシュン」さんの投稿です。