※この記事は、「『フードマイレージと地場野菜(5年総合)』食料と地球温暖化のつながりを考える」の続きです。
都筑野菜と「お手紙弁当」
お手紙弁当とは、その名の通りお弁当に手書きのお手紙がついたお弁当です。コロナ禍になり、飲食店を閉鎖した「みんなのキッチン」が新しく始めたサービスです。「みんなのキッチン」はNPO法人ロクマルが運営しています。
お弁当には、地産地消を推進するために都筑野菜が使われています。代表の方は、都筑区に住む高齢の方々がコロナ禍になり、ますます人との交流が減ってしまったことを課題に感じていたそうです。少しでも美味しいお弁当を届けてつながりを持ちたいというところからスタートしたのが「お手紙弁当」だそうです。
一人一人にお手紙を書いてお弁当と一緒に配達します。注文された方にお弁当を渡すときに、お話をして交流するそうです。そうした交流を継続することで利用者の方から喜びの声が挙がっています。お手紙弁当の取り組みをまとめた冊子「ロクマル世代の未来そして希望」に綴られていました。
子どもたちにもロイロノートで配信して読ませました。大切に感じるところが多くあったようです。
総合の学習での出会い
このお手紙弁当の方との出会いは、都筑区役所の方の紹介がきっかけでした。Aさんが、5-2代表としてみんなのキッチンの見学の申し込みをすると早速返信があり、見学会が実現しました。
みんなのキッチンには、学校から徒歩で20分くらいで着きます。S大学北部病院の目の前です。みんなのキッチンに到着すると代表の方やスタッフの方々が出迎えてくれました。
神奈川新聞社やタウンニュースの方々もいました。
スタッフの方々は働きながら対応してくれました。実際に、お弁当を配達する場面、販売している場面などどんな感じで取り組んでいるのかグループごとに見せてくれました。
北部病院の目の前の直売所では、子どもたちが呼び込みをしてお手伝いをしていました。お客さんが実際に来てくれたようで喜んでいました。
配達には、Uber eatsのような大きなリュックを背負って行きます。中身を見せてもらい、iPadで撮影して記録に残していました。また、小グループで個別のインタビューにも対応していただきました。
なぜ、お手紙弁当を始めたのか?
お手紙にはどんな内容を書いているのか?
自分たちにも書くことはできるのか?
など、調べ学習をしたときに浮かんだ問いを聞いていました。
子どもたちは、取材が終わるとiPadでメモを打ち込んだり、お手紙の下書きを始めたりしていました。タイピング速度も相当速くなったのでiPadはノート代わりになって便利です。
今回、私にはお弁当をGETできるスペシャルチケットがありました。広報都筑を読んで、応募すると抽選で20名まで「みんなのキッチン」のチケットがもらえるキャンペーンがあり、応募したところ見事当選しました。そのチケットを持っていたのです。私だけお弁当をゲットしたので、大ブーイングでしたが・・・。
素晴らしく美味しいお弁当でした。
ZOOMでさらにインタビュー
午後は、zoomでさらにインタビューをする時間を設けました。インタビューの前に、まずは食糧課題についてのプレゼンをしました。
今回は5-2代表としてAさんのプレゼンです。みんなのキッチンのスタッフの方々は
こんなに勉強しているなんてすごい!
と何度も褒めていました。
その後は、インタビューです。子どもたちの質問に合わせてスタッフの方々が入れ替わりながら答えてくれました。
最後に、
今から100年後の地産地消ってどんな感じになっていると思う?
と逆に質問されました。深い問いです。
世界の飢餓を救うために、それぞれの国で地産地消があって欲しいなあ。
と漠然にですが、思いました。
インタビューの次の日に、早速、Aさんがお手紙を書いてきてくれました。そのお手紙をログハウスのポストにいれるとみんなのキッチンには届くそうです。
みんなで内容を考えて、よりよいお手紙を書けるようにしたいです。
※この記事は、小学校教諭「イマシュン」さんの投稿です。
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